牛伏川(うしぶせがわ・ごふくがわ)は松本市南東部に位置する川で、
この砂防施設の一部に「フランス式階段工」があります。
この地域では、
江戸中期に森林の乱伐等により幾度となく土砂災害が起こったため、
治水のための堰堤(えんてい:小さなダムのこと)などが作られ、
さらに水流の勢いを抑えるために、
当時砂防先進国だったフランスの「階段式流路」の
熟練した石積技術を取り入れ、
大正7年(1918 年)にこの牛伏川本流水路が完成しました。
そのため「フランス式階段工」と言われています。
2012年7月、近代土木遺産として
国内2例目となる国指定重要文化財に指定されました。
信州・安曇野在住のYONEさんから届いた、
四季折々の写真